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2005年11月15日 (火)

しし座流星群と「リセット」-文庫党のつぶやき15

11月17日から19日は、知る人ぞ知るしし座流星群の日。
VFSH0149流星の正体は、テンペル・タットル彗星のかけら。
33年に一度地球に最接近するこの彗星の「しっぽ」が
大気をかすめると、しっぽのかけら一粒一粒が大気圏に落下し、
燃え尽きて「流星」となる、らしい。
理屈でいえば、しっぽが地球のそばにある限り
毎年見られるはずだが、残念ながら今年は
彗星の本体がどんどん遠ざかっているため、
流星はほとんど期待できないとか。

で、このしし座流星群といえば、思い出すのがこれ。

北村薫「リセット」(新潮文庫)

<あらすじ>
最初は、太平洋戦争末期の神戸。
父の転勤で芦屋に越してきた小学3年生の真澄は、
近所に住む同い年の八千代と仲良くなる。
やがて、その従兄弟・修一を紹介され、
徐々にお互いを意識し出すが・・・。
次は、時代が下って昭和30年代。
小学校5年生の「ぼく」は、近所の貸し本屋で
不思議な「おばさん」に会う。
本を借りに行くうちに仲良くなっていくが、
ある日、ふとしたきっかけで「ぼく」は
信じがたい事実に直面する・・・

「円紫師匠と私」シリーズや「覆面作家」シリーズで
おなじみの北村薫氏の、通称「時の三部作」で
「ターン」「スキップ」に続く三作目。

最初の戦時中の場面では、主人公・真澄の視点で
話が進むため、「お椅子」だの「お机」だのと、
文体がおくゆかしくなっているのが面白い。
また、「幼年倶楽部」や「少女の友」、「啄木かるた」など
当時の小学生が読んでいた雑誌や遊び道具なども印象的。
次の昭和30年代の場面では、逆に男の子の視点で
話が進むため、この時代の少年の遊びが描かれていて、
これまた何ともいえない。

そうした時代の風俗を丹念に描きつつ、
戦時中から現在までの時間軸のなかで、
流星群が「33年ごとにやってくる」というのが重要な鍵。
・・・と、これ以上は書けないな。あとは読んでのお楽しみ。
「ターン」や「スキップ」がかなり厳しい話なだけに、
この「リセット」は読み終わった後にほっとするかも。

次回のしし座流星群は25年くらい後。
その頃自分はどうなっているのかな・・・?

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