真保裕一「ホワイトアウト」文庫党のつぶやき23
この1、2週間あまりというもの、東京を除く全国で大雪の被害が相次ぎ、
ついには大停電があった。
被害に合われた方のご苦労を考えれば
こんなエンタメ本を紹介するのは不謹慎と思いつつも、
どうしても思い出してしまったのでご紹介を。
映画にもなっているので、題名くらいは聞いたことがある人も多いのでは。
本のあらすじはこちら。
映画のあらすじはこちら。
物語の舞台「奥遠和ダム」のモデルになったのは、
新潟県と福島県の県境にある奥只見ダムだそうだ。
こちらのブログでは、実際の行き方がわかる!
http://rokechi.com/blog/archives/2005/11/post_10.html
一言で片付ければ「雪山版ダイハード」なわけだが、
それが日本を舞台にリアルに展開する。
なんでこのダムをわざわざ占拠?とか、
主人公一人だけで(しかも日本人が)なんで戦えちゃうの?とか、
どうして彼女はダムに来ちゃったの?とか
いろいろ突っ込みどころはあるとは思うが、
それを黙らせるほどに、雪山のシーンに臨場感がある。
奥只見ダムには行った事はないし、冬山はもちろん登山の経験もない。
そういう私でも、読んでいるうちに
まるで雪の上を行軍しているかのような錯覚に陥るほどだった。
手はかじかみ、足先の感覚がなくなり、頬は風雪に切られて痛む。
コタツや電気カーペットでぬくぬくしながら
こういう本を読める幸せをかみ締めるのもいいかもしれない。
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